1974年のデビューから、超ロングセラーを続けているアルビオンのスキンケア商品に「スキンケアコンディショナー」があります。
「スキコン」の愛称で多くの人に評価されている同品ですが、口コミの中には「成分が危険」「肌に合わない」といったマイナスの評価も散見されます。
これから同品を使ってみようと思っているところに、このような評価を見てしまうと不安を感じてしまいますよね。
そこで、この記事ではアルビオンのスキコンについて、配合成分、実際の効果、合わない人の特徴、使用されている防腐剤といった観点から詳しく述べていきます。
「これから使ってみたい」といった疑問だけでなく、「今使ってるけど、なんか合わないかも」といった疑問に対して調べました。
是非参考にしてください。
アルビオンの成分が危険と言われる理由は?
アルビオンの成分が危険と言われる理由は「たまたまその人に合わず、肌トラブルに繋がったから」です。
実際の成分に、危険なものは存在しません。
根拠として、アルビオン公式サイトのスキコンのページに掲載されている配合成分を見てみます。
有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムは、厚生労働省で効果や効能、安全性を認めている成分となるので、まず安全と見て良いでしょう。
その他の成分も見てみると、基本的に成分表は配合量の多い順に記載されています。
この点を念頭に眺めていくと、1番目の精製水(濾過した普通の水)を除外すると、エタノールが一番多く配合されています。
エタノールには、余分な皮脂や汚れを取り除くというプラス効果がありますが、逆に必要な皮脂が取り除かれて肌荒れを起こすといったマイナス効果も含まれているのです。
このため、乾燥肌や敏感肌の人は、予め店頭のサンプル品や、トライアルセットで試しておくのが良いでしょう。
アルビオンの実際の効果とは?
アルビオンの実際の効果について調べてみました。
アルビオン公式サイトのスキコンのページをみると、次の7つの効果があるとなっています。
- 肌を整える:肌をすこやかに整え保ち、コンディションに自信を与える
- 肌あれ・あれ性:乾燥しがちな肌にもハリ・うるおいを。肌あれを防ぐ
- うるおってキメ細やか:うるおいを満たす。キメまでふっくら
- ニキビを防ぐ:皮脂もべたつきもすっきり。トラブルを未然に防ぐ
- 肌をひきしめる:化粧のりの良いキュッとひきしまった肌に
- 日やけ・雪やけ後のホテリを防ぐ:ひんやりひろがってホテリを防ぐ
- クリアに:肌を清浄に。すっきり明るく
参照:アルビオン公式HP
有効成分のグリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症作用、抗アレルギー作用、敏感肌のバリア機能改善などの作用を持つ成分となっています。
これらにより、「1肌を整える」「3うるおってキメ細やか」「6日やけ・雪やけ後のホテリを防ぐ」の効果が期待できるでしょう。
また、その他の含まれる成分のエタノール、メントールといったものからは「4ニキビを防ぐ」「5肌をひきしめる」「7クリアに」の効果も期待できます。
ただし、「2肌あれ・あれ性」については、前章の説明よりやや過大評価かなといった印象です。
以下、実際の利用者の声として、Amazonや楽天のレビュー欄、Xのタイムラインより高評価、低評価のコメントを抜粋してみました。参考になさってください。
・かなりお気に入り!敏感肌、乾燥肌なんですが、痒くならないし、肌にあっています。使い続けるとツルツルになりました!また買いたい。
・医学部外品なだけあって少し染みるけど、聞いてる感じや、ニキビの治りが早い気がするけど、高いのがちょっと
・もともとベタつくものは好きではないのでさらっとしているものを選びました。保湿力は落ちるかもしれませんがとても使いやすく自分のような乾燥肌・敏感肌には重宝しています。
・インナードライには向いてない
引用:https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3FD4VH42HKULH/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B008B48AZE
・何年か使いましたが、私には合いませんでした。
保湿力がずば抜けているわけでもなく、他の化粧水にのりかえました。
・匂いが臭い。サービスエリアのトイレの匂いがする…
・肌の調子が悪い時 店頭で薦められてから
ずっと使用している お気に入りです。スッと肌に馴染んで 香りも気に入ってます。
・スキコンを使い続けると肌が白くなった気がします!
・肌に優しく、良い香りに包まれて、使い心地も気持ちよくたっぷり使えるスキコンをずっと愛用しています。
・20代前半普通肌です。友達の勧めで買いましたがめちゃめちゃ乾燥します。朝起きるとピーリングの後のように肌がぺりぺり剥けます。成分表を見るとアルコールがかなり入っているのでほんとに敏感肌用なのかと疑ってしまいました。
気付いた時には赤くボコボコのテカテカに酷くなってた1号のニキビ
大至急、試供品のアルビオンのスキコン石鹸とスキコンの化粧水
そして何より保湿が必要とかでカルテHD乳液(ヘパリン類似物質が良いらしい)を投入
一晩でボコボコが減り赤みが消えた
これはすごい!
が、全部揃えると破産する🫠— ゆりまむ (@oppumam) October 25, 2023
「中学生の頃、ニキビヅラで落ち込んでたら母が「ちゃんと化粧水塗な」って買って来てくれたのがアルビオンのスキコンだったの😭懐かしいな😆💓 当時は化粧水の重要性も、スキコンの価値も分からないクソガキだったので塗るの面倒がって全然使ってなかった…なんと勿体無いことを…と今なら分かる」という声がありました。
中学生の頃、ニキビヅラで落ち込んでたら母が「ちゃんと化粧水塗な」って買って来てくれたのがアルビオンのスキコンだったの😭懐かしいな😆💓
当時は化粧水の重要性も、スキコンの価値も分からないクソガキだったので塗るの面倒がって全然使ってなかった…なんと勿体無いことを…と今なら分かる😂— 限界OLちゃん🐆 (@QueenB_li) October 22, 2023
「アルビオンのスキコン、1本使って調子良かったから2本目購入。 ゆくゆくは乳液もアルビオンに変えると思う、ありがとうアルビオン。」という声がありました。
アルビオンのスキコン、1本使って調子良かったから2本目購入。
ゆくゆくは乳液もアルビオンに変えると思う、ありがとうアルビオン。— ヨシエ (@tb5dx) October 21, 2023
「スキコンのサンプルいただいたから使ってみたけど、匂いがダメすぎるー 気持ち悪くて吐きそう…ほんと臭い… 昔の化粧品のにおいに色んな草混ぜましたみたいな香り おばあちゃんの部屋のにおいがする 1週間分もある、どうしよう😫」という声がありました。
アルビオン、エクサージュ廃盤で後継的なスキンケアライン使ってスキンケアからやってもらったから、その使用したの含めプラス下地、クレンジング、洗顔料、スキコンと大量にサンプルいただいてしまった。あと新規顧客扱いになったから特典のボディウォッシュ。ありがたや〜🙏🏻✨ pic.twitter.com/LBuUtbljXZ
— けえ (@keee43_) March 15, 2023
アルビオンが合わない人の特徴
アルビオンが合わない人の特徴は「乾燥肌、敏感肌の人」です。
前章からの冗長となりますが、アルビオンのスキコンはエタノールの配分量が多めなため、肌の皮脂や汚れを取り除いてすっきりとさせる効果に優れた化粧水です。
しかし、普段から肌の脂性が少なく乾燥しやすい人が使ってしまうと、保水や刺激を防ぐために必要な脂分も落とされてしまい、逆に肌トラブルに発展してしまうリスクを伴ってしまうので注意が必要です。
以下、発生しうる肌トラブル5つについて改善策を含めて述べていきます。
ヒリヒリする
肌トラブルの1つ目は、ヒリヒリする点です。
これは、必要な皮脂まで取り除かれてしまったことで、乾燥した空気や紫外線、埃といった、外界からの刺激に敏感になったことで起こってしまうと考えられます。
この状況からの改善策は、以下のようなものがあるので、参考にしてみてください。
・コットンを変えてみる
・より優しいスキンケアを心がける(ゴシゴシ擦ってないか)
使い続けるとビニール肌になる
肌トラブルの2つ目は、使い続けるとビニール肌になる点です。
ビニール肌とは、角質層が薄くなってツルツルになった肌の状態を指します。
この状態は、見た目は綺麗なのですが、肌のバリア機能が低下して、外界からの刺激に弱い状態となります。
この状態も必要な皮脂が取り除かれたため起こることが考えられますが、長期間放置してしまうと、シミや肌荒れに繋がる恐れがあり、早期に改善が必要となります。
この状況からの改善策は、以下のようなものがあります。
・より優しいスキンケアを心がける(ゴシゴシ擦ってないか)
・洗顔と保湿のみのシンプルなケアに変えてみる
スキコンに使用される防腐剤とは?
スキコンに使用される防腐剤は「エタノールとパラベン類の2種類」です。
化粧水にはさまざまな成分が含まれており、その中には微生物にとっても大好物となる成分もあります。
このため、細菌が繁殖して体に悪影響を与えてしまうことが無いよう防腐剤を入れることが必須となっています。
しかし、防腐剤の中には人によってアレルギー反応を起こしてしまう成分もあることから、前もって確認しておくことが大事です。
アルビオン公式サイトのスキコンのページに掲載されている配合成分の中で、防腐剤として機能する成分は以下のものです。
【防腐剤に機能する成分一覧】
・エタノール
・無水エタノール
・エチルパラベン
・プロピルパラベン
・メチルパラベン
大きく、エタノールとパラベン類の2種類が使われています。
以下、それぞれを詳しく述べていきます。
エタノール
高い殺菌作用があり、防腐剤としての役割も持ち、皮脂(油分)を取り除く作用があります。
人によっては肌に触れることでかぶれや痒みといったアレルギー反応を示す可能性があるため、注意してください。
パラベン類
防腐剤として代表的な成分です。
1924年から100年近く使われている防腐効果のある成分です。
少量で効力を発揮でき、皮膚への刺激の少ない安定した成分との評価ですが、皮膚炎や湿疹などのアレルギー反応の可能性があります。
まとめ
アルビオンの人気スキンケア商品「スキコン」は危険なのか、配合成分、実際の効果、合わない人の特徴、使用されている防腐剤という観点で述べてきました。
結論としては、「成分的には危険なものは無く、たまたま使った人の肌に合わなかった」ということです。
どんなに優れたスキンケア商品にも、人ぞれぞれで合う・合わないが出てきてしまいます。
店頭のサンプル品や、トライアルセットなどを活用して、必ず事前に試しておくことをおすすめいたします。
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