甘くて上品な香りで人々を魅了する花ジャスミン(茉莉花)は、見た目の可憐さに反して「怖い花言葉がある」と耳にしたことはありませんか?実はその背景には、花の色ごとに異なる意味や神秘的なエピソードが隠されているのです。
この記事では、花言葉に込められた意味、ジャスミンの花言葉が怖いと言われる理由、名前の由来についても解説していきます。
目次
ジャスミンの花言葉は「愛らしさ」と「優美」
ジャスミンの基本的な花言葉は「愛らしさ」「優美」「幸福」などがあり、その名の通り上品な美しさを持つ花にぴったりの意味。白く小さな花が夜にふわっと香りを放つその姿はまるで静かな情熱を秘めているようで、古くからアジアや中東では「愛の象徴」とされてきました。
贈り物や神への祈りの花として使われたり香水の原料としても知られ、リラックス効果や幸福感をもたらすとも言われています。見た目の可憐さや香りの深さ、どれをとっても魅力的なジャスミンは、知れば知るほどその奥に込められた愛と優美さを感じられるはずです。
ジャスミン(茉莉花)の基本情報
ジャスミンはモクセイ科ソケイ属の植物で、世界に200種類以上が存在すると言われています。原産地はインドや中東など温暖な地域で、日本では観賞用として古くから親しまれています。一般的に7月から9月頃にかけて花を咲かせ、白や黄色、ピンク、青紫色など多彩な色が魅力。
特に白いジャスミンは夜になると強く香る性質があり、その甘く上品な香りが人々を癒します。また、寒さには弱く日当たりの良い場所を好むため、寒冷地では冬場は室内で鉢植えとして管理することをおすすめします。
ジャスミンの花言葉の由来
ジャスミンの花言葉の「愛らしさ」「優美」の由来は、この魅惑的な香りと可憐な姿にあります。ふわりと広がる甘い香りは、古くから人々の心を掴み「恋の象徴」や「女神の花」として愛され、絵画ではシンボルとしても描かれてきました。
白く小さな花びらが静かに咲く様子は控えめながらも強い存在感を放ち、この静かな情熱が「愛らしさ」を、気品ある香りが「優美」を生み出したのです。色ごとの違いも面白く、白は純潔、ピンクは情熱など、この秘密を知れば街角の花も特別に見えてきますね。
白いジャスミン
白いジャスミン(茉莉花)はジャスミンの中で最も親しまれる種類で、花言葉は「従順」「愛らしさ」「柔和」「温和」を象徴します。その花言葉の理由は、小さな白い花びらが夜に静かに開き甘く清らかな香りを放つ姿にあり、穏やかで気品あふれる印象が強いためです。
西洋の絵画ではルネサンス期から聖母マリアの純潔を表す花として描かれ、中国やインドの伝統では神聖な花として祈りの儀式に使われてきました。また、香水の原料「ジャスミン・アブソリュート」の主成分としても使用され、贅沢な癒し効果で愛されている花なのです。
黄色いジャスミン
黄色いジャスミン(ヒマラヤジャスミン/キソケイ)の花言葉は「優美」「上品」で、主に5月から6月にかけて黄色い小さな花を咲かせます。黄色いジャスミンは「愛嬌」「気立ての良さ」を象徴しており、友人や同僚、同姓の大切な人への贈り物にもぴったりです。
黄色いジャスミンに香りはほとんどなく、寒さにも比較的強いため、初心者や強い香りが苦手な方にもおすすめです。カロライナジャスミン(イエロージャスミン)も、よく似た小さな黄色い花を咲かせて甘い香りがしますが、有毒なので観賞用として楽しみましょう。
ジャスミンの花言葉が怖いと言われる理由
ジャスミンの花言葉が怖いと言われる理由は、ピンク色のジャスミン(ハゴロモジャスミン)の花言葉「誘惑」「官能」「強い愛情」という意味にあります。花自体は白く、鮮やかなピンク色のつぼみから小さな花を咲かせ、甘い香りを漂わせます。
このピンクの鮮やかさと濃厚な香りが「妖艶」「人を惑わす」とイメージされ、「怖い」と感じられることも。実際は情熱的な愛や魅力を象徴するポジティブな意味があり、怖いというより「強烈な魅力」の裏返し。また、香りが強く不快感や頭痛を感じる人もいるため、贈り物に選ぶ際は注意が必要です。
ジャスミンの名前の由来
ジャスミンの名前は、ペルシャ語の「ヤースミーン(Yasmin)」に由来し、この言葉は「神の贈り物」「天空の花」という美しい意味を持ちます。その後ヨーロッパに伝わり「Jasmine(ジャスミン)」として定着、日本では中国語「茉莉花(モーリーホワ)」の音訳で呼ばれます。
漢字の意味は「茉=末に咲く清らかな花」「莉=香りの良い花」で、その名の通り上品な香りが特徴。日本への伝来は江戸時代初期、長崎のオランダ貿易で導入され貴重な観賞用植物として愛されました。
世界で愛されるジャスミン
ジャスミンは世界中で「香りの女王」として愛され、国ごとにさまざまな顔を見せます。インドでは結婚式の花冠(ガーランド)に欠かせず、新婦の幸福を祈る伝統が今も続きます。中国では代表曲「茉莉花」やジャスミン茶として親しまれ、日常に癒しを与えてくれる花。
西洋では香水界の至宝、1kgのジャスミン・アブソリュートを作るのに数百万輪必要で、シャネルNo.5などの高級香水に欠かせません。
日本でもアロマオイルやボディケア用品、ガーデニングなどで人気で、ジャスミンは心を優しく包み込む万国共通の魅力を持つ花なのです。
その他のジャスミン
「ジャスミン」と名前がつく花は、茉莉花(ソケイ属)以外にも魅力的で個性的な種類がたくさんあります。カロライナジャスミンは鮮やかな黄色い花が特徴で、花言葉は「気立ての良さ」「甘いささやき」。この花はゲルセミウム科で、毒があるためペットや小さい子どもがいる家庭では注意が必要です。
スタージャスミンは星形の白い花が夜に香るマチン科の人気種で、つる性でベランダガーデニングに最適。園芸品種ではブルージャスミンが有名で冬から春に咲く寒冷地向け、名前はジャスミンですがパンジー系の可愛い花を咲かせます。
まとめ
ジャスミンの花言葉が怖いという噂は、ピンクのハゴロモジャスミンの「誘惑」「強い愛情」が妖艶に感じられるから。実際は純粋な愛や優美さを象徴する心癒される花で、古くから世界中で愛されています。
自宅のガーデニングはもちろん、お祝いや贈り物にも最適ですが、香りが強い茉莉花は少量にするなど工夫するときっと喜ばれるはずです。
