ツツジの花言葉の意味や由来!紫・薄いピンク・白など色で違う?怖いという意味も

花言葉

ツツジは白やピンクと色鮮やかにさき、キレイな花で有名です。

この記事では、色鮮やかに見せるツツジの花言葉の意味を紹介していきます。

他にも、その意味の由来や、ツツジの特徴についてもご紹介します。



ツツジの画像

ツツジの花言葉の意味!ツツジは紫・薄いピンク・白など色で違う?

ツツジ全般の花言葉の意味は

  • 節度
  • 慎み

です。

群れて沢山咲く様子は華やかですが、1つ1つ見てみるとどこかおしとやかに見える印象があります。

おしとやかに見える様子が美しくもあり、そこから「慎み」を連想させるのかもしれません。

ツツジには様々な色があり、色別での花言葉も見てみましょう。

「白のツツジ」
白のツツジの花言葉は「初恋」です。

清らかで慎みがある感じがあり、甘酸っぱい初恋を思い出させるような感じがあります。

「薄いピンクのツツジ」
ピンクのツツジの花言葉は「愛の喜び」です。

お互いを愛することで喜び合う様子「親愛」がとても似合い、恋人や家族に渡すと喜ばれそうですね。

「紫のツツジ」
紫のツツジの花言葉は「美しい人」です。

紫は気品高いとされた色で、「気品高い=美しい」というイメージで「美しい人」とつけられました。

ツツジの花言葉の由来

ツツジの名前の由来は、花が筒状になっている様子や次々に連なって咲く様子から続きが語源ともいわれています。

ツツジを漢字で書くと「躑躅」と書きます。

躑躅は「てきちょく」とも読むことができ、足踏みして進まない様子という意味にもなります。

美しく咲くツツジを見るために足を止めて見入るために、この漢字があてられたそうです。

これらのことから、続きを大事にし、連なってお互いを思いやる様子が花言葉の由来となっています。

ツツジは、奈良時代と古くから日本人に愛され、万葉集の歌の中にも登場しています。

「つつじ花にほえ娘子(をとめ)さくら花栄え娘子」(巻13-3309 柿本人麻呂集より一部抜粋)ここでの「娘子」は純粋な女性を意味し、心が清らかで相手の男性を思う様子で使われています。

「栲領巾(たくひれ)の鷺坂山の白(しら)つつじ我れににほはに妹に示さむ」巻9-1694 人麻呂歌集

「つつじ花にほえ娘子(をとめ)さくら花栄え娘子」では、きれいなツツジの花のような乙女、沢山の花びらをみせる桜の花のような乙女。

「栲領巾(たくひれ)の鷺坂山の白(しら)つつじ我れににほはに妹に示さむ」では、栲領巾のように真っ白な鷺の坂に咲く白ツツジ。その美しい白に私を染め上げていただけますか?帰ったら妻に見せたいからという意味です。

春先に沢山の花と葉を連なって芽吹かせる様子を身分関係なく見れたことから、「慎み」や「愛」に関係する花言葉が沢山生まれました。

ツツジの特徴

ツツジは色や形のバリエーションが豊富で、2色以上の色が複雑に絡み合っていることです。

よく見られるのは街路樹で、樹木の表面に覆いつくしているタイプも見られます。

アジアに広く分布し、ネパールでは国花にもなるほど国民に愛されている花だとわかります。

耐寒性も強く、山の中でも生長する花であり、色鮮やかな様子を登山客にもみせています。

ツツジの意味に怖いといわれる理由とは

ツツジの意味に怖いと言われる理由に、怖くて悲しい話があります。

毎日好きな男性のもとに通う女性がいました。

晴れの日も雨の日も、はたまた嵐も日も通い詰め、変わることなく通い詰めていました。

ある天候がひどい夜のこと。

いつものように通い詰める女性を見た男性が「こんな日にでも通い詰める彼女は魔物にちがいない。退治しなければ」と考えが変わりました。

日が変わり、いつものように訪ねてくる女性を、男性は谷底から突き落としました。

突き落とされた谷では、毎年春になると赤紫色の花(ツツジ)が咲くようになったとか。

このような逸話がネット上でありますが、事実はどこにもなく、話の内容が怖いという理由からツツジは怖いと言われるようになったようです。

本来の花言葉は、揺るがない気持ちや深い愛情という意味があることから、大事に思う友人、家族、恋人に渡すと良いでしょう。

まとめ

ツツジは、「節度」「慎み」の意味を指し、続きを大事にすることから友人や家族など親しい方に捧げる花といわれる花です。

日頃から大事だと思う方に渡す花として最適といわれているため、プレゼントとしても最適な花だといえるのではないでしょうか。

普段いえない言葉を花という見える形で、感謝の気持ちを表現してみてはいかがでしょうか。



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