こんにちは!
お盆になると、子供のころは祖父母の家に行けると楽しみにしていた記憶があります。
祖父母の家に行ったらまず仏壇に手を合わせて、祖父母が用意してくれた自分の好きな食べ物を沢山食べて、、、という記憶が残っています。
楽しいイベントの一つでしたが、大人になるとお盆の意味を理解し、どんな準備をすればいいのか?というのを知らなければいけません。
私が社会人になり、お盆で親族の家に行ったときに周りの様子を見てそう感じました。
結婚をすると結婚相手の実家にも行くので、尚更そのように感じました。
そのときにお供えには何を持っていけばいいのかな?と思い調べると、お供えの中に『のし』があり、書き方はどうすればいいの?と思い調べたことをまとめてみました。
そもそも『のし』とは?
のしとは日本の贈答の特徴といえるもので、昔はあわびを薄くのして干したもので、生ものの象徴でした。これを包装の上から右肩にはることで『生ものをそえました』という意味になるそうです。
これがのし紙の右上にある『のし』です。
慶事(結婚や出産などのお祝い事)では『のし』がついた紙を使いますが、弔事(葬儀や法事などのお悔やみ事)では『のし』がないものを使います。
のしの表書き
のしの表書きはどうすればいいのかな?と疑問に感じ調べました。すると、香典の『のし袋』とお供え用の『のし紙』がありました。この2つを調べてまとめたことを書いていきます。
香典ののし袋の表書き
香典をお包みするときののし袋と封筒の表書きは、宗派によって異なるそうです。ここでは仏教について紹介したいと思います。
香典袋にかく表書きと水引についてまとめた表を下にまとめました。
49日前 | 49日後 | |
表書き | 御霊前 | 御仏前(ごぶつぜん) 御佛前 |
水引の色 | 双銀→銀色 藍銀→右側が『藍色』左側が『銀色』 黄白→黄色と白の組み合わせ |
|
水引の結び目 | 結び切り 鮑(あわび)結び |
故人が49日(四十九日)忌よりも前の場合、表書きは
『御霊前』
お盆が故人の49日(四十九日)忌よりも後の場合、表書きは
『御仏前(ごぶつぜん)』
『御佛前』
と書きます。
水引は
『双銀』→銀色だけの水引
『藍銀』→右側が「藍色」、左側が「銀色」の水引
『黄白』→黄色と白の組み合わせの水引
の3種類があり、『黄白』は京都から北陸地方または山陰地方にかけて使われているそうです。
水引の結び目は
『結び切り』
または
『鮑(あわび)結び』
とします。
名前を記入する『名入れ』は
表書きの下にフルネームで書きます。
夫婦で書く場合は、世帯主(夫)のフルネームで、妻は名前だけを書き夫の左に書きます。
渡す側が複数いる場合は、立場が上の人を右側にします。
連名のときは3名までの名前にします。
4名以上いる場合は、中に名前の書いた『目録』を入れておくといいそうです。
品物ののしの書き方
品物をお供えする時ののしの書き方は
『御供物(おくもつ)』
『供物(くもつ)』
と書くのが一般的です。
水引は、弔事用の『白黒』か『黄白』の結び切りのものを使います。
誰からお供えがあったのかわかりやすいように外側からのしが見える『外のし』を使います。
名前は、水引の下中央に表書きよりも小さい字でフルネームで書きます。
夫婦の場合は姓のみを書きますが、親戚で同じ姓が多い場合は、世帯主(夫)のフルネームで、妻は名前だけを書き夫の左に書きます。
2~3名で贈る場合は、年長順または五十音順に右から左へ書きます。
それ以上の人数の場合は、代表者の名前を中央に書き、その左側に『外一同』、職場で贈る場合は『有志一同』『〇〇部一同』と書きます。
これらを書くときは毛筆で書き、弔事では薄墨で書きますが、お盆のお供えは薄墨でなくてもいいとのことです。
まとめ
今回はのしの表書きや水引、名前の書き方を紹介しました。
香典(仏教の場合)は
49日前 | 49日後 | |
表書き | 御霊前 | 御仏前(ごぶつぜん) 御佛前 |
水引の色 | 双銀→銀色 藍銀→右側が『藍色』左側が『銀色』 黄白→黄色と白の組み合わせ |
|
水引の結び目 | 結び切り 鮑(あわび)結び |
名前はフルネームで書き、夫婦の場合は世帯主(夫)はフルネーム、その左に妻の名前を書きます。
2~3名のときは、立場が上の人が右側に書き、その左に書いていきます。
連名のときは3名までの名前を書き、香典の中に名前を書いた目録を入れます。
品物を贈る場合、表書きは
『御供物』または『供物』
と書きます。
水引は、弔事用の『白黒』か『黄白』の結び切りのものを使い、誰からお供えがあったのかわかりやすいように外側からのしが見える『外のし』を使います。
名前は、水引の下中央に表書きよりも小さい字でフルネームで書きます。
今回はのしの表書きのことについて書きましたが、家族や親族が集まる機会なので相手に失礼がないようにしたいなとこの記事を書いてて思いました。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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